ロゴデザインのポイント

ロゴデザインのポイントは、以下のとおりです。

・カラーリング（配色）

カラーリング（配色）へのこだわりは、ロゴ作りにおいて欠かせません。企業のブランド戦略やコンセプトを軸として、イメージカラーを考え出します。また、色にはそれぞれ異なるイメージがあるため、配色時の参考にすることも大切です。例えば赤は活発さや積極性などを連想させる色であり、食欲増進や購買意欲の向上を狙う企業向けであるとも言えます。

・レイアウト

イラストや図、文字などのレイアウトも、重要な要素の一つです。レイアウトを考える際には、全体的なビジュアルだけでなく幅広い媒体で利用できる使い勝手のよさも考えることをおすすめします。黄金比と呼ばれる「1：1.618」の比率をベースに考えると、センスのよいレイアウト作りにつながります。

・文字のフォント

ロゴデザインを考える上では、盛り込む文字のフォントにもこだわることが大切です。様々な太さや書体の文字を比較してみて、自社のブランド戦略やデザインとのバランスを考慮しながら最適なものを選びましょう。
また、フォントを考える際には、ビジュアルだけでなく視認性についても気をつけなくてはいけません。遠くから見ても読みやすいように、視認性の高いフォントを選ぶことが成功につながります。

・形

ロゴデザインにおいて大切な要素としては、「形」も挙げられます。カラーリングと同様に、形にもそれぞれ与える印象があるのです。例えば丸いロゴデザインからは、安心感やつながりなどをイメージできます。一方で四角形は、信頼や安定感などを印象づけられる形です。伝えたいメッセージから形を選ぶことで、よりブランドイメージを反映したロゴが誕生します。

ロゴデザイン時の注意点

ロゴデザインを考える際には、以下のポイントに注意することをおすすめします。

・盗用は絶対にしない

ロゴデザインを考えるにあたっては、盗用は絶対に避けなくてはいけません。他社のロゴのデザインを参考にすることはよいのですが、盗用とみなされると著作権侵害として訴えられることも考えられます。似せたつもりがなくても盗用だと指摘されるおそれがあることから、十分に注意しなくてはならないポイントです。

・盛り込み過ぎない

情報を盛り込み過ぎないことも、ロゴデザインを考える上では重要なポイントです。情報を詰め込み過ぎると、かえってわかりにくいロゴになってしまいます。ロゴデザインを考える際には、必要な情報やイメージを伝えられることとできるだけシンプルであることを両立させましょう。

・流行を気にしすぎない

ロゴデザインにおいて、流行を気にしすぎることは避けたほうが無難です。流行は変わるものであり、今はよいと思っていても数年経てば流行遅れになってしまうことは十分に考えられます。ロゴや企業が認知されるまでにはそもそも時間がかかるものであり、流行にとらわれない普遍的なデザインが求められます。