Attention（アテンション：認知）

Attention（アテンション）とは、消費者が商品・サービスについて知る、認知する段階のことです。まだ商品・サービスの存在を知らない状態から、何らかの機会によって発見することを示します。購買行動における最初の段階であり、できるだけ多くのAttention（アテンション）を増やすことが最終的な購買の増加につながるのです。商品・サービスを知らない人に認知してもらうためには、広告やノベルティ配布など戦略を練り実行しなくてはいけません。

Interest（インタレスト：興味）

Interest（インタレスト）とは、商品・サービスについてただ漠然と知っている状態から少し進んだ、商品・サービスに対して興味を抱き始めている段階のことです。この段階では商品・サービスについて興味は抱いていますが、まだ心から欲しいとまでは思っていません。

興味を持ち始めることで、商品について調べ出すようになります。ここから商品のホームページやチラシ、口コミなどを見て、検討する段階に移っていくと考えられます。ここで企業としては、商品・サービスの具体的な魅力を伝えて次の段階に進むように誘導することが大切です。

Desire（ディザイア：欲求）

Desire（ディザイア）とは、商品・サービスについて欲しい・利用したいと考え始める段階のことです。ただし消費者は、商品・サービスの魅力についてはすでに理解していますが、まだ購買に至る決心はできていません。そのため企業側としては、商品・サービスを利用する利点や魅力を、より踏み込んで伝えていくことが求められます。

Memory（メモリー：記憶）

Memory（メモリー）とは、商品・サービスを記憶して購買する意欲が高まっている状態のことです。商品・サービスの購買・利用に対する意欲は前段階よりもさらに高まっており、何らかの機会があれば購入してみようと考えている状態が当てはまります。ただし、まだ予算や他の商品との比較を行っている状態であるため、企業としては消費者の欲求を絶やさないような継続的なアプローチが大切です。

Action（アクション：行動）

Action（アクション）は、購買への意思が固まり実際に購買しようとする段階です。ただし、購買行動を取っている消費者が、何らかの原因によって離脱してしまうことも考えられます。具体的な原因としては、「購入方法がわからない」「在庫が不足している」などの状況が考えられます。企業としては、購買行動を阻害する要因を取り除くことが求められます。