飛沫防止対策としてパーテーションの設置やマスクの着用に加えて、空気清浄機を組み合わせることも一つの方法です。空気清浄機の性能を引き出す場合、注意したい使い方のポイントを押さえておきましょう。

飛沫対策にもおすすめの空気清浄機！気をつけたい使い方について

人が集まるオフィスや会議室、飲食店のレジ、スポーツジムのフロントなどでの飛沫対策に、パーテーションの設置やマスクの着用が挙げられます。それに加えて空気清浄機を活用することも一つの方法です。最近は多種多様の製品が販売されており、用途やニーズ、価格などを踏まえて探せます。しかし、空気清浄機を導入しているものの「あまり効果が感じられない」と悩む企業も多いです。もしかすると、以下のような間違った使い方をしているかもしれません。

◇汚れた状態で稼働させている

空気清浄機は汚れた空気を吸い込み、内蔵されているフィルターを通すことで空気をキレイにする機器です。このフィルターには空気中を漂っていたホコリなどが付着するため、徐々に目詰まりを起こしていきます。汚れが溜まった状態で稼働し続けると吸引力が低下し、本来の性能を十分に発揮できなくなってしまうのです。フィルターを取り外してホコリなどのゴミを取り除いたり、水洗いしたりと定期的にメンテナンスを実施しましょう。 一般的に空気清浄機のフィルターは、プレフィルターや集塵フィルター、脱臭フィルターなどの種類があります。それぞれメンテナンス方法は異なるため、取扱説明書を参照しておくことをおすすめします。光触媒を用いたフィルターはお手入れも簡単です。

◇稼働時間が短い

空気清浄機を止めてから帰宅するという方も多いのではないでしょうか。実は、空気清浄機は基本的に24時間稼働させておくことを想定した機器です。例えば、勤務時間のみ稼働させる使い方の場合、作動中に吸引しきれなかったホコリなどが空気中に漂ったままになる可能性があります。空気清浄機は何度もフィルターを通すことで、少しずつ空気がキレイになる仕組みです。すぐに効果が出るものではないため、常時稼働させておくようにしましょう。

◇適切な場所に設置されていない

空気清浄機の性能を発揮させるには、適切な場所に設置する必要があります。例えば、多くの人が集まるオフィスや店舗の場合、壁際や窓際、デスク付近などは、空気清浄機の吸込口・吹出口が遮られるケースも少なくありません。空気をスムーズに循環させるためにもフロア中央など、周囲にモノがない場所への設置がおすすめです。

◇空調設備・換気システムとの位置が合っていない

空気清浄機を設置するにあたり、エアコンや換気扇などとの位置を考えることもポイントです。例えば、フロア内の排気口に近い場所で稼働させると、せっかくキレイになった空気が屋外に排出されてしまいます。空気清浄機とエアコンなどの機器は相性が良いため、位置関係を把握して効果的に活用しましょう。

◇使用スペースの広さと合っていない

空気清浄機の種類によって、対応できるスペースの広さも変わってきます。フロアの広さに対してコンパクト過ぎるサイズの空気清浄機を置いても、ほとんど効果は得られない可能性が考えられます。設置したい場所や用途などを踏まえて、適切な製品を選びましょう。1台だけでなく、複数台を設置して稼働させるといった方法もあります。

飛沫対策や環境整備の観点から、空気清浄機の導入は検討したい要素といえます。パーテーションやマスクなどと組み合わせながら、効果的に活用することで従業員や利用者などが快適に過ごせる空間を作れます。また、室内を十分に換気する、こまめに清掃・除菌作業を行うなど、複数の対策を取り入れて相乗効果を高めていきましょう。

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オフィスや店舗などの環境を整える対策として、パーテーションや空気清浄機の設置、マスク着用などがあります。中でもパーテーションはデスクやカウンターといった場所に導入しやすいです。アクリル板が主流ですが、作業スペースが狭くなる、圧迫感を覚える、透明すぎてぶつかってしまうなどの悩みも聞かれます。

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